まるちゃんママ
みなさん、日展という展覧会を知っていますか?
行ったことはないけど、名前は聞いたことがあるという方は多いと思います。
実は日展って、明治40年から始まり、もう112年目の開催になっているのです。すごく歴史のある展覧会ですね。
「日展って東京でやってるんでしょ。なかなか見られないな。」って思うかもしれませんが、なんと日展は各地をまわる地方展が開催されているのです!
その中の一つ、日展東海展に行ってきました。今回は実際に彫刻を作っていた経験を生かして、レポートします!
まるちゃんママ
日展の概要
日展は明治40年の文展に始まり、112年の歴史を継承する美術家たちの祭典です。
日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書の5つの部門からなる総合美術展で、また世界でも類を見ない規模の公募展です。
公募展ということは、規格さえあってれば、だれでも応募できる展覧会ということです。実際10歳から100歳の方など幅広い年齢の方が応募しています。
作品数がとにかくすごくって、なんと3000点の作品が展示されます。(東京展のみです)
まるちゃんママ
※詳しくはHPを見てください。
巡回スケジュール
日展は、各地をまわります。展示される作品は、受賞作品や開催される地域の作家さんの入選作品です。
京都
2019年12月14日~2020年1月11日
名古屋
2020年1月29日~2月16日
大阪
2020年2月22日~3月22日
安曇野(長野)
2020年4月25日~5月17日
金沢
2020年5月23日~6月14日
長崎
2020年6月21日~7月20日
観覧料
一般 1300円
高校生・大学生 800円
中学生以下 無料
感想
娘がおなかが減っていたようで、盛大にぐずり、彫刻展示室だけしか回れませんでした( ノД`)シクシク…
Mちゃんの作品
作品名 ひとひら
おめあてのMちゃんの作品は、とても清楚な雰囲気の作品でした。バレエのポーズからインスピレーションを受けてポーズを決めていたりするのですよ。
Mちゃんの作品は、「美術の窓」という雑誌にも掲載されていて、「実直な作品」とコメントされていました。すっごくまじめなMちゃんらしい作品だと思いました。
仕事をしながら多忙な中も制作をつづけていて、本当に尊敬しています。今回が3回目の特選、本当におめでとう!
文部科学大臣賞受賞作品
作品名 瀬
大学時代2回くらいお話しさせていただいた方が、文部科学大臣賞を頂いていました!
見た瞬間「ヒエー!!!」となりました。すごすぎる。
Kさんの作品は、昔からハイセンスで、色とかタッチとか独特な雰囲気があります。
今回賞を取られた作品も、クォリティーが高いだけでなく、どっしりとした存在感と、円熟感が半端なかったです。
まだこれからどんどんと活躍される作家先生です。
技術もハイレベルで、粘土彫刻は実際に作ってから、型取りをして成型しますが、その跡が目立ってしまうこともあります。Kさんの作品は、型どりがすごく考えられていて、一切その跡がわからない作品になっています。
ハイセンス・ハイレベルな作品です!
なんかもう、知っている人がすごい賞を取られて、びっくりしてドキドキしてしまいました!
娘が気に入った作品
作品名 ひとやすみ
カラフルでかわいいところが好きだそうです。
作品名 ささやかな一日の終わりに
娘は「白くてとてもきれい!」と言っていました。
日展会員賞を受賞されています。
一歩前に出した足の存在感が効いている作品です。動きもあって、白い本体にできる影がとてもキレイでした。かっこいい作品です。
グッス
作品のはがきや、写真が購入できます。
私は、Mちゃんの作品と、Kさんの作品の写真を購入しました。歴代の受賞者の写真も購入できます。
1枚350円でした。
まとめ
日展の各地巡回展は、その地域の作家さんの作品が飾られ、また受賞されたクォリティの高い作品が展示されます。
今まさに活躍中の作家さん、もしかしたらこれからブレイクするかもしれない作家さんの作品を見られるチャンスの展覧会です。
東京の日展は、全部見ようと思ったら、1日~2日かかりそうですが、地方展は、ギュッと濃縮された中身の展示になっているので、速足で回れば1時間で見られると思います。
ぜひ足を運んで 「今」のアートを感じてみてくださいね!
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