【子連れで美術館】明治のメダリスト!大橋翠石in岐阜県美術館

大橋翠石 岐阜県展覧会

まるちゃんママ

こんにちはまるちゃんママ(@maruchanmamaart)です

今回は虎を描かせたら右に出るものがいないほど素晴らしい画力の大橋翠石の展覧会に行ってきたのでレポートします。

大橋翠石展覧会の詳しい情報はこちらです。会期が短く迫っています(9月13日まで)ので、見に行きたい人は今すぐにチェックしてみてください。

大橋翠石と聞いて、「アッ知ってる」という方は少ないと思います。かくいう私も、3年前に足立美術館に行って初めて知った画家さんです。

足立美術館では、美術館にある絵の人気ランキングを行った結果、横山大観を抜いて1位になったくらい人気の作家さんです。

その、人気はあるのに、名が知られていない謎の作家の大橋翠石の展覧会があるというので早速行ってきました。

まるちゃんママ

思った以上に素晴らしい作家さんだったよ。見に行ってよかった!!

大橋翠石ってどんな人

翠石は幼いころから絵を好み、郷里の大垣や神戸、東京で絵を学びました。

明治33(1900)年パリ万国博覧会や明治37(1904)年のセントルイス万国博覧会で連続して金メダルを獲得し、最晩年においても、横山大観,竹内栖鳳という東西の巨匠と同等に評価された存在にも関わらず、名を知る人すら限られている。

なぜか

内向的な性格と虚弱な体質

自ら断崖と形容した苦難を忌避する独特の人生観によって地方に隠棲し、画壇とはほとんどかかわりを持たずに一人で制作していた。

知名度が低いということは、研究が極めて乏しい。

翠石は渡辺崋山の息子渡辺小華の最後の弟子。小華から翠石が学びえたものには極めて大きなものがあったといえる。

写実性は小華から受け継ぎ、丸山応挙の表現おも研究に取り組み、そこに自身の毛描きの工夫をを加えてさらにさらに画力を高めた大橋翠石独自の猛虎画を確立した。

虎を描き始めたなのは、大好きなねこをたくさん描いていたら友人に「猫も描けるなら虎も描けるんじゃない?」と言われたかららしいです。

娘の気に入った作品と解説

大橋翠石

娘は、いつも看板前で記念撮影をするのですが、今回は「虎が動いて食べられるかもしれない!こわい!」と言ってなかなか看板に近づこうとはしませんでした。

パパの後ろに隠れたり、抱っこされたりして撮影していたのですが、最終的に「絵」で「本物の虎」ではないということを確認するため、実際に看板に触ってみて、本物の虎ではないことがわかってからちゃんと写真が取れました。

翠石の虎の迫力が半端ないのが伝わるでしょうか?

また、娘の子どもらしい感性にほっこりしました(^^♪

娘は、「この虎は怒っているね。この虎は寝ているね。この虎は座って怒っているね。」と解説しながら鑑賞していました。

洞中猛虎之図

緑の茂る穴からのっそりと虎が出てくる絵です。

娘は、「緑の穴から出てくるところがいい」と言っていました。

緑の色が鮮やかで気美しい作品でした。

虎児之図

大橋翠石

トラの赤ちゃんの絵です。

娘は「かわいいあかちゃん」と言っていました。一応ねこではなく、虎だってわかっているようでした。

晩年、筆も取れないほど老衰した状態でも、震えながらバランスをとって手足を踏ん張り自分で立ち上がろうとするトラの赤ちゃんに自信を重ね、描いた作品です。

私の印象に残った作品と解説

途中、翠石は右手が神経痛になり筆も取れなくなったそうですが、なんと左手で作品を描くようになったそうです。2点左手で描いた作品が展示してあったけれど、私は全く気が付かなかったです。翠石の技術力と努力に圧巻されます。

私の印象に残った作品は次の2点です。

表猛虎・裏鶴之図屏風

大橋翠石

大橋翠石

お嫁に行く、娘をこの虎に守ってほしいという願いが隠されている、大作の屏風図です。

本来は裏は描かなくてもよいのですが愛娘の幸福を願う気持ちが抑えられず、裏には鶴の舞う図も描かれています。さらには、高く上げた羽が画面からはみ出すほどの勢いと気持ちがこもった作品です。

大虎之図 大垣市立東小学校所蔵

大橋翠石

後輩たちのためにぜひ制作を、と頼まれた最晩年の作品です。

いつできるか分からないが、体調を見ながら達成できたら送ろう、と答えたそうですが、相当の時間と労力を費やして描き上げて贈られた傑作です。

未来へのまなざしを若々しい緑で表現しています。

翠石の後輩に贈る熱いメッセージを感じました。

 

まとめ

大橋翠石は画力も本当に素晴らしい作家さんでしたが、その人柄もまるで仙人のようで、人柄も素晴らしい方だったのだなと展覧会を通じて理解できました。

3年前、大橋翠石の虎の絵に出合った時は、まったく知識がなくって、なんでこんなに素晴らしい絵を描く人がこんなにも知名度が低いのか本当に不思議だったのですが、今回の回顧展でそのわけを知ることができました。

また、翠石の魅力に気づかされる素晴らしい時間が持てました。

娘も5歳8か月になり、一緒に鑑賞して回るのも苦でなく、普通にマナーも守れるし、何より自分なりの感想を言ってくれるようになったので、連れて行く方としても面白みが増してきました。

0歳や1歳の時は、大泣きしたり、走り回って強制退場させられたり、いろいろ苦労もあったけど(;^_^A

会期が迫っていますが、この記事を読んでぜひ見に行ってみたいと思われた方は、岐阜県美術館に行ってみてくださいね!

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