【子どもの分身】ウォルドルフ人形作り講習会体験レポート

ウォルドルフ人形

まるちゃんママ

こんにちは。まるちゃんママです

みなさん、お子さんに人形をプレゼントしたことがあると思います。

うちの娘にも、2歳のころに赤ちゃん人形のポポちゃんをプレゼントし、5歳になった今でもおままごとを一緒にしたり、人形用ベビーカーに入れて歩いたりお世話を楽しんでいます。

ポポちゃんはゴムと布の人形です。今は大事にしていても、いつか興味がなくなってしまったり、使えなくなってしまったりしますよね。

でも、布と羊毛と天然素材だけでできたウォルドルフ人形は、メンテナンスさえすれば一生保つことができますし、親の関わり合い次第では一生子どもの分身として身近に置くことができます。

そんな人形を人形好きの娘に作ってあげたくて、「木のおもちゃ屋カルテット」で行っている人形作りの講習会に参加してきました。

今回はウォルドルフ人形についての説明と実際に講習に参加したレポートを紹介します。

ウォルドルフ人形とは?

ウォルドルフ人形とは、シュタイナー教育から生まれた自然素材で手作りする人形です。シュタイナー教育とは、ドイツのシュタイナーさんが考えた幼児教育です。日本へはひつじの詩舎・佐々木奈々子さんが伝えてくれました。

ウォルドルフ人形の目や口はとても小さくてシンプルです。それは大人の目で見て完成された形であるより、子供の気持ちを受け止め、子供たちがファンタジーの中で「自ら付け足す喜び」が得られるように考えられているからです。

創造の余地を与え、子どもたちの心に寄り添うように、うれしいときは笑っている、悲しいときは泣いているように見えるようにあえてシンプルに小さい目、小さい口を付けます。

そんな子どもの心に寄り添う子どもたちの分身としての人形を、お母さんやおばあちゃんなどの身近な人が「時間」と「手」をかけて生み出すことを大切にしている人形です。

(詳しくは スウェーデンひつじの詩舎のHPでご確認ください。)

どうしてウォルドルフ人形を作ろうと思ったのか?

娘が3歳になったばかりの時に、「おもちゃ選び講座」という年齢に応じたおもちゃの与え方を教えてもらう講座を受けに行きました。

その時に子どもに与える人形の紹介でウォルドルフ人形を知りました。

子どもは人形をお世話をすることで、自分の受けた愛情を復習していること、お世話することでその愛情が2倍になることを聞きすごく感動しました。

ぜひ娘にも作ってあげたいと思っていたのですが、まだ幼稚園に入っておらず2日間も子供どもを預けて講習会に参加するのは無理だとあきらめていました。

しかし5歳のお誕生日前にプレゼントを選んでいるときに、ウォルドルフ人形を見つけ、「うわー!かわいい。○○ちゃんもこの人形が欲しい」というので作ることを決めました。

はじめはキットと作り方の書いた本を買って自力で作るつもりでしたが、カルテットさんでキットを購入する際、一人で作るのは無理です。講習会に参加してうまく作るコツを教えてもらう方がいい!」と説明を受け、その場で講習を申し込みました。

実は人気講座で、ネットで申し込むとすぐに定員がいっぱいになってしまい、3回目の申し込みでやっと受講できる方もいるそうです。私はラッキーなことにたまたま受講申し込み開始日に購入に行ったのですんなり申し込むことができました。

まるちゃんママ

本当に偶然に申し込み開始したばかりで、ラッキーでした

 

講習を体験して

講習会は2日間で行われました。1日目から2日目まで1週間間があり、宿題も出ました。

時間は9:30~14:30の5時間です。

お昼を食べる時間がないので、朝ご飯をいっぱい食べてきてくださいとの説明を受けました。開始ぎりぎりにいっぱい食べたほうが良いと思って、行きの車の中で大きなおにぎりを2つ食べて向かいました。

私のほかに3人の方が参加し、講師見習の方も参加されていたので合計5人の参加でした。

費用

カルテットの会員で娘のお誕生日割引を使ったので材料費が少し割引されています。

講習会費 7000円
材料+針 7106円
合計 14106円

1日目

  1. 自己紹介
  2. 頭の中身の羊毛をボール状にまとめる
  3. 頭にジャージをかぶせ、頭と顔のバランスやプロポーションをタコ糸で整える
  4. 手足に羊毛を詰める
  5. 腕を縫い付ける
  6. 宿題の説明

とにかくふわふわの羊毛をしっかりまとめるのが力技で来変でした。次の日に筋肉痛になる人もいるぐらい、パワーがいります。パワーもいりますが、どんどん説明を受けどんどん手作業を進めなくてはいけないので、体力と頭を使い切ったらしく、その日9時には寝てしまうほど疲れました。

私が参加した講習は、「ぱたぽん」という講師の方のほかに、講師になられたばかりの方が見習いとして参加されていました。たまたまお隣に座らせていただいたので、たくさん手伝ってもらい、時間内に作業を終わらせることができ、宿題の胸のボールづくりも講義の時間内に終わらせることができラッキーでした。

ただの羊毛が手を加えるごとに人形の形に近づいてくるのがわかり、すごくワクワクしました。

宿題

目と口の刺繍の仕方を教えてもらい、目と口をつけてくるのと、人形を裸で持ち帰ると子どもががっかりするので、洋服を用意してくるのが宿題になりました。

ポイントは、目は中のタコ糸に刺繍糸をくぐらせて、たれ目に作ること、口はにっこりではなくてまっすぐ縫うことです。

すごく緊張するので、家族が寝ている早朝に一人起きて、精神統一して取り掛かりました。

2個目の左目はうまくできたのですが、1個目の右目が一針下に飛び出し、涙目になってしまいました。心配だったので講師に確認のメッセージと写真を送ると、「ぜんぜん大丈夫!」との返信をもらいすごく安心しました。フォローも手厚くしてもらいました。

洋服はお店でも売っていますが、手作りすることにしました。

「ウォルドルフ人形C(40センチ大)の服 実物大型型紙と作り方」というアトリエノートを購入し、ワンピースを作りました。娘のワンピースとおそろいの形にするため、自分で襟の型紙を作り、つけてみました。

人形の洋服だからすぐにできると思って取り掛かったのですが、既製品のバイアステープでは大きすぎ、テープも手作りしたので、なんと8時間もかかってしまいました。

大変でしたが、思い入れの多い作品になりました。

ウォルドルフ人形洋服

2日目

  1. 胴体に羊毛のボールを入れ、頭と肩のパーツとつなげる
  2. 首を縫う
  3. 肩と腕を縫い付ける
  4. 髪の毛を縫い付ける
  5. 足首を作る
  6. 髪の毛仕上げ

2日目は午前中の肩と腕を縫い付けるところまでは順調でしたが、髪の毛の毛糸を縫い付けるところで、毛糸が途中でちぎれ何度もやり直しになりとても手間取り、結果的に時間内に人形は完成しませんでした( ノД`)シクシク…

1時間も延長して居残りさせていただいたのですが、出来上がらず。

頭にまち針が刺さった、一部髪の毛のない状態で娘に見せるのがとても嫌だったので、送迎を頼んでいた義父に車を運転してもらい車中で髪の毛を縫い付け仕上げることにしました。

揺れる車の中で30分髪の毛を縫い付け続け、吐きそうでしたが、お昼も抜きなので吐くものもなくとにかく息を止めて作業し続けました。特に夕方の車中は薄暗く針に毛糸を通すのは、本当に不可能に近かったです。我ながらすごい集中力でした。

何とか無事に髪の毛は縫い付けられ、切りそろえるのは車の中では無理なのであきらめましたが、到着までに出来上がりました!

ウォルドルフ人形

娘の反応

材料を買いに行った日から一か月後の受講だったので、一か月毎日のように「今日はお人形作る日?」「○○ちゃんのお人形できた?」「今日絶対作ってね!」とせがまれ続けていました。

1日目終わって帰ってきたら、すぐに見たいと飛びついてきましたが、講師の方にばらばらの状態のお人形を見てショックを受けるお子さんもいると聞いていたので、何とか隠して「まだできてないから、来週ね」となだめました。

2日目は、手紙を用意しておきました。どんな思いでママがこの人形を作ったのか、妹にもお姉さんにも、ママにも赤ちゃんにもなって、いつも一緒にいてくれる人形だということをしたためました。

娘は目を輝かせて、抱っこしたり、座らせてみたり、おばあちゃんに「ほら私の人形かわいいでしょ!!」って自慢したり、本当にうれしそうでした。

その晩は「サニーちゃん(人形の名前)は今日初めて来たばかりだから寂しいと思うから一緒に寝る」と言って抱きしめて寝ていました。

次の日の朝は、髪をとかしてあげ、下着をはかせてあげ、かいがいしくお世話をしてあげていました。

先日は、外にも連れていきたいというので、お人形の抱っこひもを使っておんぶし、散歩に出かけました。

ゲームに負けて大泣きした時や夜泣きの時など、「サニーちゃんが、どうしたのって心配しているよ」と言って渡してあげるとギュッと抱きしめ、いつもより早く落ち着きを取り戻します。まだサニーちゃんを作ってから1週間たっていませんが、娘にとって心のよりどころになっていることを実感しています。

心温まるエピソード

講習中に聞いた人形にまつわる心温まるエピソードを紹介します。

下の子のお子さんのために2体目を作りに来たお母さん

講習には、兄弟のため、2体目のお人形を作りに来ているお母さんがいました。やっぱりお姉ちゃんだけお人形を持っていると弟さんが羨ましがってお姉さんのお人形を使ってしまい、けんかになるので2体目を作りに来たそうです。お姉ちゃんはママが食事の時に弟にかかりきってしまって寂しい時に、人形を持ってきて座らせて食べさせるふりをしてお世話をしてあげるそうです。寂しい気持ちをお人形のお世話をすることで紛らわせているようです。毎日のように、お人形をベビーカーに乗せて兄弟で散歩している話を聞いてほほえましくなりました。

小学校の男の子に作ってあげたお母さん

小学校一年生の男の子に作ってあげたお母さんもいるそうです。少年野球で負けると、家に帰るといつも人形を抱いてじっと座っているそうです。人形と悲しみを共有し慰めてもらっているようです。

洗濯できないほど愛着を持っていた

もう何年もたって、汚れてきたのでお母さんは人形を洗いたかったけれど、お子さんが「洗ったら○○ちゃんじゃなくなるからダメ」と言って洗わせてくれない。匂いとか肌触りとか変わってしまうのが心配だったみたいです。

お風呂の入れ方

お風呂に入れることもできる。その代わり、子どもの見てないところでこっそり洗濯機で脱水し、見えないところでしっかり干してあげましょうと言われました。人形を人形として大人が扱うのではなく、一人の生きている存在として扱うことで、子どもも自然とそのように扱うようになる。

大人になってもそばに

ある講師の方のお子さんは、3人とも自立されるときにお人形を持っていかれたそうです。うちの娘も大きくなっても一緒にいてほしいな。

旅行先でも一緒

人形がが大好きで、旅行にも連れていき、スキーにも連れて行ってあげる。濡れたらいけないからビニールに入れてリュックサックに入れてリフトにも乗り、「○○ちゃん寒くない?」て声を声をかけてあげるそうです。ビニールに入れるのは、人形だってわかっているけど、声をかけてあげるのはその子にとって、人形を超えた存在、家族になっている証拠。

家族が増えた

本当は3人家族だけど、人形が来てから「うちは4人家族だね」っていうようになった。人形も家族の一員になった。

下のお子さんが生まれるタイミングで

下の子が生まれる時、第一子に人形を渡すとよいそうです。人形をかわいがる子は赤ちゃん返りが少ない。赤ちゃんにやきもちを焼いたとき、赤ちゃんには当たれないから、人形にあたることで気持ちを抑えることができる。その時、人形をたたいていても、咎めずに、「やなことがあったんだね」とフォローしてあげて、人形には「かわいそうに痛かったね」と声をかけることが大切です。

まとめ

私は二人目不妊で、不妊治療に通ってもダメで二人目をあきらめたので、娘は一人っ子です。その娘に、兄弟の代わりになる親以外の心のよりどころを作ってあげたい思いウォルドルフ人形を作りました。

まだ人形が来てから日は浅いですが、人形をかいがいしくお世話し、寝る時も起きる時も一緒にいる姿を見て、本当に作ってよかったと満足しています。

講習会は温かい雰囲気で、手作業をしながら心温まるエピソードもたくさん聞け、そんな素敵な人形を今作っているんだなと感じながら作業をすることができました。ちょっとしたコツや、道具なども、講習会でしか扱えないので、一人では作れなかったと思います。

これからすっと大人になるまで大切にしていくカギは、親のかかわりが大切だと思います。ママやパパが人形を大切に扱い、人形じゃなく家族として関われば、娘もきっと大切にしてくれると思います。

まるちゃんママ

サニーちゃんは娘がつけた名前です。お日様のようにいつでも娘を照らしてくれる存在になるといいな。

 

 

 

 

 

 

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